- 作者: ジョナサン・ハイト,藤澤隆史,藤澤玲子
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2011/07/06
- メディア: 単行本
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・瞑想がおすすめされているのだが、一人でやっていると「こんなことしているヒマがあったらはやく寝た方がいいのでは」「修論を書くべきなのでは」「もっと効率のいい瞑想の方法があるんじゃないかな」などとついつい邪念が生じてしまう。とてもじゃないが一人ではできない。バイトを始めて多少の収入が入ったら、ヨガスタジオに通って瞑想やリラックスの仕方を教えてもらうべきかもしれない。人とも関われるから、人間関係的な幸福度も上がって一石二鳥だ。
・ついついネガティブな思考をしてしまう(身近な人について「あいつはこういうところが駄目でこういうところが腹立たしいから、そのうち酷い目にあうだろう」と考えたりするなど、他罰的な思考が多い。また、自分の過去について「あのときにこうすればよかった」「あそこで違う選択をしていれば、現在はもっと楽しかったはずだ」という後悔の思考も多い。)のだが、「意志の力で感情を押さえ込むのではなく、ほかの楽しいことを考えることで、感情を誘導する」と言われても、それができたらそもそも苦労しない。
「ネガティブなことを考えてはいけない」と思ってしまうと、自動化されたプロセスのせいで余計にネガティブなことを考えてしまう。
他罰的なことを考えていると自覚したときには「目の中の丸太、目の中の丸太、目の中の丸太…」とマントラを唱えている。あまり効果は無さそうだ。
・自動化されたプロセスと制御されたプロセスの話が読んでいて面白かったので、カーネマンの『ファスト&スロー』もそのうち読みたい。
ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?
- 作者: ダニエル・カーネマン,友野典男(解説),村井章子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 単行本
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・身近な人に感謝したら幸福度が上がるらしいので、身近な人に感謝してみた。考えてみたら色々と感謝に値することがあった。
・他人に親切にしたら幸福度が上がるらしいので、他人に親切にしたり迷惑をかけないように努めている。徹底するのは難しい。
・身近な人で「この人は幸福だな」と感じられる人を観察していると、たしかにポジティブ心理学で言われていることがおおむね当てはまる(身近な人に感謝していたり、人間関係が充実していたり、快楽よりも充足を重視した生活をしているなど)。素人目では家庭環境や親の教育が重要なように思える。
知人友人の中から独断で「幸福っぽく見える人」ベスト3を選んだら、いずれも女性で、「身の程をわきまえている・謙虚・高望みをしていない」ことと「母親との関係が上手くいっている」という共通点があった。そういう人たちが特に幸福に見えてしまうということは、自分がそういう人たちにコンプレックスを抱いているのかもしれない。