道徳的動物日記

『21世紀の道徳』発売中です。amzn.asia/d/1QVJJSj

近況報告(鼎談の掲載&学会での発表)

 

■4月30日(日)発売の『フィルカル』(Vol.8 No.1)に倫理学者の長門裕介さんと文学研究者の冨塚亮平さんとの鼎談「『21世紀の道徳』と社会/フィクション批評の現在」が掲載されます。

 著書ではこのブログで論じたようなことを拡大したり深化させたりしたけれど、もうひとつのブログ「THE ★映画日記」のほうで書いてきたような映画論や映画批評が活字になる機会をいただいてありがたいです。

 また、選書企画「フィルカル・リーディングズ」では『「社会正義」はいつも正しい』『自殺の思想史』『アゲインスト・デモクラシー』の3冊を選書してコメントしています。『フィルカル』は分析哲学者とそのファンが読む雑誌(?)なので、そのことを意識したコメントと選書にしました。

 

 

■5月21日(日)に早稲田大学戸山キャンパスで開催される日本哲学会の第82回大会の公開ワークショップ「動物倫理とフェミニズムジェンダー問題」で発表を行います。このテーマは10年前に修士論文で扱った内容だけれど、10年越しに発表の機会をいただけてありがたい。また、学会で発表すること自体が初めてなので(修士のときも経験しなかった)、戦々恐々という感じです。

 

philosophy-japan.org

 

■年末年始の病気が発覚&進行したり、確定申告したり、新宿区から北区に引っ越しをしたり、正社員に復帰したり…と、年明けから読書や執筆のペースが落ちています。とくこの4月は引っ越し関係と会社の仕事が忙し過ぎてこの後の記事で紹介する Ethics of Capitalismを読む以外はなにもできなかった。二作目の単著の完成もだいぶ遠のいてしまっています。……とりあえず、5月は学会発表のために『もうひとつの声』や『ケアの倫理と共感』を読んで、あとは倫理学の概論や入門書を読み直していきたい。GWもあるから多少は読めるかなあ。

 なかなか本が読めない状況でお願いするのもアレだけど、単著のためにリベラリズム関係の本も引き続き募集します。とくにJohn Stuart Mill: A Very Short Introduction が気になっていて日本語の本なら『まっとうな政治を求めて──「リベラルな」という形容詞』や『リベラリズムへの不満』がいいなあ。

 

www.amazon.co.jp