拙著『21世紀の道徳:学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』都内の書店では昨日から購入できたみたいだけれど、正式な発売日は本日です。ぜひ書店などで購入してください。
『21世紀の道徳』では、心理学の知見に基づきながら哲学者たちの議論の「審査」をおこなった。
心理学の知見から倫理学の議論を審査した結果、『21世紀の道徳』では、規範と価値のそれぞれについて、政治的には相反する立場を支持することになった。規範に関しては、感情よりも理性を優先するリベラルな主張が望ましい
昨今ではSNSの影響により、常識に反する議論ばかりを見聞して、幸福になりやすい生き方がわからなくなっている人もいるかもしれない。『21世紀の道徳』のなかでわたしがあえて「保守的」な価値論を説いたのは、そうした若者たちに思想の「解毒剤」を提供するためだ。